クラシックロードのすすめ
競馬ゲームの中でのクラシックロードの位置づけとおすすめポイントです。

 最近の競馬シミュレーションゲームで有名なものとして,「ダービースタリオン」・「クラシックロード」・「ウイニングポスト」等をあげることができます。いずれのゲームにも一長一短があり,どのゲームが一番好きかは好みによりますが,私なりにこれらのゲームを分類してみると,以下のようになります。

ダービースタリオンFCでまず発売され,SFCで人気を不動のものにしました。昨夏に発売されたPS版のダビスタは,PSの販売台数増加に大幅に貢献したくらいです。純粋にゲームとして育成を楽しみたいのならおすすめできるのですが,運よく血統がはまると2000mを1分50秒の前半で走ってしまうような現実では到底考えられないような馬が生まれてしまいます。対戦を楽しみたいのなら,ユーザー数・ゲーム性からこのゲームが一番でしょう。
クラシックロードSFC等にも移植されていますが,もとはパソコンのゲーム。多少年齢層が高いパソコンユーザーの中で改良されてきたゲームなので,ゲームバランス・シミュレートは緻密です。実際に競馬をやっている人ならさらに楽しめるはず。欠点は,初めて競馬シミュレーションをやる人にとっては,このゲームはとっつきにくいことでしょうか。対戦はダビスタほど楽しく感じません。
クラシックロード優駿2プレイヤーが馬主・調教師の立場に立って,翌年のクラシック制覇を目標に愛馬を育てていくゲームで,1988年〜1997年の実際のクラシック路線に自分が調教師として育てた愛馬を出走させます。私がプレイした感じでは,前作のとっつきにくさがかなり改善されていて,競馬を実際に楽しんでいる人にとってはハマること間違いなしです。何せ,メジロパーマーは逃げるし,トウカイテイオーは復活するのですから・・・。でも,対戦のおもしろさはダビスタにはかなわないかな?
ウイニングポストさすがに光栄のゲームだけあってシミュレーションバランスは絶妙。完全にオーナー気分に浸れるので,ダビスタやクラシックロードに比べて初心者でも容易にとけ込めます。ただ,奥深さの点で上記2ゲームには負けているような気がします。

 私がこの3本の中で一番好きなのは「クラシックロード」です。このゲームはシミュレーションにうそがないことが一番の売りだと私は思っています。なぜなら,例えば同年期に生まれた馬は一緒にクラシック等のレースを目指すことになり,またコンピュータ側で育てた優秀な馬は種牡馬となってプレーヤー側でも種付けできますが,プレーヤー側の優秀馬もコンピュータが種付けし血を後生に伝えることができるからです。この点が何年かの周期でコンピュータの馬が生き返るダビスタとは大きく異なるところです。ダビスタでは実績A・安定Cなどといったバクチに近い種付けをよく行いますが,現実の世界ではそんなバクチのような行為はまず行われません。原則としてアウトブリードが基本となります。

 そこで今回はゲーム内容の割には人気の点で「ダビスタ」におされ気味の「クラシックロード」のページを作ってみました。WWW上にも ダビスタのページは山のようにあるのに,クラシックロードのページはほとんどないことも制作の動機の一つになっています。このページでは実際の競馬に忠実に作られたため逆に競馬SG初心者の方のとっつきにくさの原因となっているであろう厩務メモの見方のページをもっとも充実させました。そして私がよく行っている調教の仕方についてや成功した種付けの実践例についても同時に掲載しました。現在このゲームを楽しんでいる人のお役に立てれば幸いです。


クラシックロードの部屋(対COM攻略・対戦)