PODの究極の思考
〜がんばれ! 小柄なお馬さん
中京競馬場の距離別傾向と対策
愛知県豊明市間米町敷田1225
名鉄名古屋本線中京競馬場前駅下車徒歩10分

<関西では唯一の左回り,平坦小回りで先行内枠有利が定説>
 左回りで芝コースは1周1600m・直線314m,ダートコースは1周1418m・直線312m。直線は小回りの割には長いものの,コーナーが急なため,差し・追込馬は外々を回らされることが多くかなりの距離損が生じます。芝の走破タイムは年間を通して速く,小回りをうまく立ち回れるだけの器用さが必要とされます。ダートの砂はやや重い部類に入り,どちらかといえばパワー重視で内枠の逃げ馬が断然有利です。

2012年3月から新規オープンした新・中京競馬場のデータは反映しておりません。何となくの傾向はつかめるのですが、当ページは統計的なデータの提供を目的としており、現時点で掲載するにはデータ数が少なすぎるためです。10開催程度経過した時点で傾向がつかめるようであれば順次掲載していこうと思います。


芝1200m(高松宮記念<G1>)
N=360
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
120
126
72
42
38
47
35
47
48
45
60
40
馬番連勝配当傾向(この項のみ比率%での表示です) 平均馬連配当5360円
本命サイド  (〜2000円)  42.4%(〜1000円 18.6%/1000円〜2000円 23.7%)
中穴サイド(2000円〜5000円) 23.7%
大穴サイド  (5000円〜)  35.6%(5000円〜10000円 20.3%/10000円〜 15.3%)
2コーナー奥のポケットがスタート地点で,最初のコーナーまで十分な直線があるため,枠順による大きな有利不利はありません。スタートさえうまく切れれば経済コースをとれる内枠が有利ですが,もまれる恐れの少ない外枠発走の方が成績が安定しそうです。脚質的には逃げ・先行馬が圧倒的に有利で行った行ったで決まることが多いのが特徴です。偶然かもしれませんが,7枠の先行脚質の好走例が多いようです。

芝1800m(中日新聞杯<G3>)
N=422
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
110
177
87
48
37
55
45
53
61
60
57
54
馬番連勝配当傾向(この項のみ比率%での表示です) 平均馬連配当6320円(中京でもっとも荒れる)
本命サイド  (〜2000円)  44.2%(〜1000円 20.9%/1000円〜2000円 23.3%)
中穴サイド(2000円〜5000円) 11.6%
大穴サイド  (5000円〜)  44.2%(5000円〜10000円 23.3%/10000円〜 20.9%)
スタンド前からのスタートで発走後間もなく第1コーナーを迎えます。コーナーロスを考えると経済コースを通れる内枠が有利で,前を見て内を進めかつ2・3番手で折り合える馬が圧倒的に有利です。仕掛けどころが難しいコースで,3コーナーでどこまで踏ん張れるかがポイントとなります。近走不調でも中京巧者の馬がよく穴をあけるので,今までの実績のチェックを忘れないようにしましょう。


芝2000m(金鯱賞<G2>)
N=372
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
93
178
77
24
44
43
43
54
42
48
50
47
馬番連勝配当傾向(この項のみ比率%での表示です) 平均馬連配当7400円
本命サイド  (〜2000円)  46.4%(〜1000円 22.1%/1000円〜2000円 24.2%)
中穴サイド(2000円〜5000円) 27.3%
大穴サイド  (5000円〜)  26.4%(5000円〜10000円 5.2%/10000円〜 21.2%)
第4コーナー奥の引き込み線からのスタートで第1コーナーまでの距離が十分あるので枠順不問の距離です。脚質的には扁平小回りを反映して先行馬が有利であることに変わりないのですが,3コーナーあたりから自分で動いていけるだけの器用さがあれば,差し馬でも十分届きます。別定戦は比較的堅いレースが多いのですが,ハンデ戦になると軽ハンデの差し馬が突っ込み穴をよくあけます。

芝2500m(重賞なし)
N=170
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
28
85
48
9
15
24
21
19
20
22
31
18
馬番連勝配当傾向(この項のみ比率%での表示です) 平均馬連配当9680円
本命サイド  (〜2000円)  57.3%(〜1000円 9.1%/1000円〜2000円 48.2%)
中穴サイド(2000円〜5000円) 18.2%
大穴サイド  (5000円〜)  24.6%(5000円〜10000円 9.2%/10000円〜 11.4%)
向こう正面中ほどからのスタートで扁平小回りの中京コースを1周半します。距離適性が非常に重要で,スタミナの裏付けがない馬を狙うのはかなりの危険を伴います。脚質的には中京の芝コースでもっとも差しが決まっており少頭数のレースとなることが多いのが特徴です。

ダ1000m(重賞なし)
N=30
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
17
10
3
0
3
6
5
4
1
1
7
3
馬番連勝配当傾向(この項のみ比率%での表示です) 平均馬連配当7140円
本命サイド  (〜2000円)  51.1%(〜1000円 28.9%/1000円〜2000円 22.2%)
中穴サイド(2000円〜5000円) 26.7%
大穴サイド  (5000円〜)  22.2%(5000円〜10000円 11.1%/10000円〜 11.1%)
脚質データを見ていただければ分かるように中京1000mはスタートダッシュがすべてといっても過言でないかもしれません。実に90%近くの脚質が逃げ・先行となっています。第2コーナーを少し過ぎたあたりからスタートし第3コーナーに向けて各馬がなだれ込むため,この第3コーナーでの位置取りでほとんど勝負が決まってしまいます。スタートが上手い内枠の馬が明らかに有利と思われます。

ダ1700m(重賞なし)
N=366
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
114
174
65
13
37
40
39
54
47
59
48
42
馬番連勝配当傾向(この項のみ比率%での表示です) 平均馬連配当4610円
本命サイド  (〜2000円)  48.7%(〜1000円 32.9%/1000円〜2000円 15.8%)
中穴サイド(2000円〜5000円) 30.3%
大穴サイド  (5000円〜)  22.4%(5000円〜10000円 10.5%/10000円〜 11.8%)
第4コーナーからのスタートで経済コースを通ることが出来る内枠の先行馬が圧倒的に有利。差し馬の台頭が見られる場合は最初のコーナーまでの先行争いが多分に乱れた場合に限られます。少しくらいの乱れならデータが示す通り逃げ・先行圧倒的有利は揺るぎません。うまく立ち回れるかの器用さが問われます。


ダ2300m(東海ウインターS<G2>)
N=46
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
10
28
6
2
7
5
5
9
3
5
3
9
馬番連勝配当傾向(この項のみ比率%での表示です) 平均馬連配当2280円
本命サイド  (〜2000円)  61.8%(〜1000円 46.8%/1000円〜2000円 15.0%)
中穴サイド(2000円〜5000円) 24.3%
大穴サイド  (5000円〜)  13.9%(5000円〜10000円 9.3%/10000円〜 4.6%)
スタート地点は向こう正面の中ほどで,扁平小回りの中京コースを1周半します。脚質的にはペースを握れる逃げ・先行馬が有利で後方勢はめったに届きません。ダートの砂はやや重い部類に入るので比較的砂が軽い東京2100mの成績だけを過信せずに中山・新潟・阪神のダート実績もチェックしたい。


JRA競馬場別傾向と対策