PODの究極の思考
〜がんばれ! 小柄なお馬さん
札幌競馬場の距離別傾向と対策
札幌市中央区北16条西16丁目1-1
JR函館本線桑園駅下車徒歩10分

<サラブレッドの脚部にもっとも優しい芝・素晴らしいコース形態>
 平坦右回りで,芝は1周1641m・直線266m,ダートは1周1487m・直線264m。芝コースの状態は絶好で適度なクッションがあるため,極端に速い時計が出ることはない。力と力の好勝負が見られ,それ相応のスタミナ勝負となることが多い。好走にはスピードとスタミナの両方をバランスよく兼備していることが条件となる。ダートコースは函館コースとまったく違い非常に軽い。パワーよりもスピード重視で,馬場が渋れば条件級でもかなりの時計がでる。函館コースの実績を鵜呑みにすると痛い目にあうかも。

芝1000m・芝1500m・ダ1000mはレース数が少ないため省略しました。


芝1200m(重賞なし)
N=62
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
20
26
12
4
7
8
9
5
10
6
7
10
第2コーナー奥がスタート地点で第3コーナーまでの距離が十分あるため枠順による有利不利は見受けられませんでした。小回り・平坦コースの短距離戦ということでやはり逃げ・先行馬が圧倒的に有利です。

芝1800m(札幌3歳S<G3>)
N=142
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
20
76
39
7
15
14
17
20
21
25
16
14
スタンド前からのスタートとなるため最初のコーナーまでの距離が短く,好位で立ち回ろうと前半乱ペースになることが多い。小回り・平坦コースながら逃げ馬より差し馬の台頭が多く見られるのが特徴。枠順による有利不利の傾向は見られず,ジョッキーの手腕が問われるコースと言えそうです。


芝2000m(札幌記念<G2>)
N=92
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
20
38
23
11
8
13
13
12
8
9
12
17
完全なる力と力の勝負が見られる興味深いコース。スタートから最初のコーナーまでの距離が十分あるので,枠順による有利不利は見られません。極端に速い時計になることはなく,スピードとスタミナの両方を均等に兼備していることが好走の条件といえそうです。マイラータイプの馬が人気した時は穴の可能性が大!

芝2600m(重賞なし)
N=18
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
2
9
6
1
0
4
0
1
4
1
5
3
向こう正面中ほどがスタート地点で脚部にやさしいと評判の札幌芝コースを1周半します。長距離戦らしく血統に裏付けられたスタミナが必要で,近走の成績よりも距離適性を重視して軸馬を見極める必要があります。

ダ1000m(重賞なし)
N=20
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
8
10
2
0
1
3
1
2
1
2
5
5
第2コーナーを終え直線向いた場所がスタート地点で第3コーナーめがけての熾烈なポジション争いが繰り広げられます。小回り・平坦コースの短距離戦ということでやはり逃げ・先行馬が圧倒的に有利です。スタートダッシュの巧拙で勝負がついてしまうくらいスタートが重要で,出負けしているようでは勝負になりません。

ダ1700m(エルムS<G3>)
N=220
逃げ
先行
差し
追込
1枠
2枠
3枠
4枠
5枠
6枠
7枠
8枠
76
105
37
4
19
21
25
26
34
35
30
32
スタンド前右手からのスタートで,最初のコーナーまでの距離が比較的あるため,ペースが比較的落ち着くことが多いです。脚質的には逃げ・先行馬が有利で,軽いダートのためか行った行ったの競馬になることも多く,雨が降ればさらにこの傾向が顕著になります。条件級の馬でもかなりのスピード決着となるので,パワーよりスピード重視のコースといえそうです。



JRA競馬場別傾向と対策